「神の同情」

神の同情

 「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、・・・」(ヘブライ4:15)

 一人でもほんとうに同情してくれる人がいたら、孤独は癒されます。しかし、人の思いは複雑です。誰かに、胸の内をわかってもらいたくても、一番深い思いや悩みは、わかってもらうこともできません。また、反対に、他の人の思いや悩みを受け止めるのにも、限界があります。

 聖書に、ヨブと言う人物が登場します。ヨブは、神が認めた正しい人でした。しかし、そのヨブを次々と苦難が襲います。友人たちは、ヨブの苦しみに心から同情しました。しかし、ヨブが心の内にある悩みと思いを打ち明け始めたとき、それを受け止めることができなくなりました。そして、彼に助言を与え、ついには責め始めました。そのとき、友人たちの同情すら、苦しむヨブにとっては残酷でした。彼は友人たちに向かって叫びます。「どうか黙ってくれ、黙ることがあなたたちの知恵を示す。」(ヨブ13:5)

 人の同情には限界があります。しかし、神の同情には限界がありません。神を正しく畏れる人々は、その同情にすがって生きてきました。誰がわかってくれなくても、神がわかってくださる。だから、心を注ぎ出して祈ります。

 キリストは、そのような神の思いを自らの御言葉と存在において、私たちにあらわしてくださる御方です。キリストを知り、私たちの孤独を癒す神が、すぐ近くにおられることを知っていただきたいと思います。

「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、・・・」

この大祭司とは、キリストのことです。

キリストのことを知っていただきたいと思います。どうぞ、聖書に触れてみてください。また、教会へもおいでください。