「生涯の日を正しく数える」

『生涯の日を正しく数える』  
「生涯の日を正しく数えるように教えてください。
 知恵ある心を得ることができますように。」(詩編90:12)
 神の御前で生涯の日を正しく数えるならば、答えは明瞭です。「瞬く間に時は過ぎ、わたしたちは飛び去ります。」(90:10)「千年といえども御目には、昨日が今日へと移る夜の一時にすぎません。」(90:4)
 では、生涯の日は、無きに等しいものだというのでしょうか。「瞬く間に時は過ぎた」と知る人は、まだ生きています。その人の生涯は続いています。そして、ここに、今日、生きています。生涯の日を正しく数える人は、改めて今日こそ大切な日だと学びます。
 今日、神に正しく向き合う人々は、後ろのものを忘れます。神の御前で、飛ぶように過ぎ去った日々は誇るに足りず、頼りにもなりません。どんなに素晴らしい過去を積み重ねてきたとしても、今日がどのようなもので満たされるかが大切です。聖書に登場する「栄華を極めたソロモン」も、今日、神の御前で愚かなら、彼にとってその栄華は何の役にも立ちません。反対に、過ぎ去った日々が、むなしく重ねられたように思われても、「今や恵みのとき、今こそ救いの日」です。(第二コリント6:2)ここから、神と共に歩み出すことができます。
 いろいろな試練に悩みながらも、神のもとで心を定めて今日を生きるための祈りです。「生涯の日を正しく数えるように教えてください。(神を知る)知恵ある心を得ることができますように。」