「人を救う同情」

■『人を救う同情』

「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、・・・」(ヘブライ4:15) 

この言葉は、イエス・キリストがどのような御方であるかをよくあらわしています。この大祭司とは、イエス・キリストのことです。キリストは、わたしたちの弱さに同情できる御方です。キリストは全知全能の神だから、そのような同情ができる御方だというわけではありません。「あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われた」御方だから、同情できるのです。(4:15)

人の同情には限界があります。他人の弱さも、自分の弱さも、完全に受け止めることはできません。しかし、キリストは完全に受け止めてくださいます。

人を完全に救う同情です。(7:25)キリストを正しく知るなら、どのようなときにも、この同情を頼りにして神に近づきます。キリストは、弱さの中で混乱する私たちの思いや考えにしっかりと触れながら導いてくださいます。「事実、(キリスト)御自身が、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。」(2:18)まさしく神に近づく道を見失う人々に、生きた道を開いてくださいました。キリストが道です。祈るごとに、礼拝をささげるごとに、この道を通って神に近づきます。

 「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。」(4:15~16)